建設現場の熱中症対策|元消防士・救急救命士が解説する「冷やし方」と個人差、ひと夏を通した予防

この記事の要点(3行)
①熱中症で亡くなる人の約4割は建設業です。2025年の死亡事例には、休ませていたのに亡くなった例が並びます。休ませるだけでは、体は冷えません。
②熱中症を疑ったら、作業から離し、積極的に冷やし、一人にしない。そして、熱中症のなりやすさには個人差があります。一律のルールだけでなく、人を見ることが要ります。
③熱中症は、その日の暑さだけの問題ではありません。睡眠、飲酒、食事、退勤後の過ごし方まで含めて、ひと夏を通して防ぎます。

この記事は、建設現場で働く方と、現場を預かる事業者の方に向けて書いています。

私は消防士として20年働き、救急救命士の資格を持っています。真夏の火災現場では、防火服を着て約20kgの装備を身につけて活動します。熱中症は、消防士にとって切っても切れないものです。そして実家は3代続いた土木・建設業で、10代の頃から真夏の現場も知っています。

その立場から、厚生労働省が2026年3月18日に定めた「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」と、2025年の熱中症の統計を読み込んで、現場で本当に役立つことを整理しました。

熱中症で亡くなる人の約4割は、建設業です

職場の熱中症による死傷者(休業4日以上)は、2025年に1,803人。前年から約43%増え、統計を取り始めた2005年以降で最多になりました。2025年の夏は、平均気温が平年より2.36℃高く、観測史上最高でした。

2025年2021〜2025年の5年間
死傷者(全業種)1,803人5,554人
うち建設業292人1,038人
死亡者(全業種)19人131人
うち建設業5人(業種別で最多)52人(約4割)

出典:厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」

発生は7月と8月に集中しています(5年間の死傷者の約77%)。年齢では、2025年の死傷者の約52%、死亡者の約84%が50歳代以上です。

そして、見落とされやすい事実があります。厚生労働省の統計は、気温が下がった17時台・18時台以降に亡くなるケースが少なからずあり、その中には、日中は重い症状がなかったのに、作業終了後や帰宅後に悪化した事案が含まれると指摘しています。熱中症は、現場を出たら終わり、ではありません。

2025年の建設業の死亡事例は、「休んでいたのに」亡くなっています

2025年に建設業で熱中症により亡くなった5人の事例が、厚生労働省から公表されています。そのうち4件の概要は次のとおりです。

月・工事状況
7月・配管工事(50歳代)農業用ハウス内の配管工事。13時30分頃、体調が悪そうだったため、同僚に車の日陰で休むよう促された。約10分後、車の後部で倒れているところを発見。74日後に死亡
7月・上下水道工事(60歳代)15時40分頃に資材運搬の作業を終えた。次の指示はなく、その後の行動は不明。18時頃に倒れているところを発見。翌日死亡
9月・建築工事(50歳代)型枠材料の手渡し作業中に座り込んでいた。水分補給をしてエアコンのある車内で休んでいたが改善せず、同僚の車で病院へ向かう途中に意識不明。死亡
9月・道路工事(50歳代)昼休憩後の片付け作業中に姿が見えなくなり、15時30分頃、冷房が効いた軽トラックの車内で倒れていた。
2日後に死亡

出典:厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」死亡災害の事例より要約

4件に共通しているのは、「休ませていた」「休んでいた」ことです。そして、一人だったこと。

現場の感覚では、具合の悪い人を涼しい車で休ませるのは、正しい対応に見えます。けれども、いったん上がりきった体温は、冷房の車内でじっとしているだけでは、なかなか下がりません。休ませることと、冷やすことは、別のことです。

熱中症を疑ったら、離す・冷やす・一人にしない

ガイドラインは、熱中症を疑わせる症状が出たときの対応を、次のように示しています。

  1. 必ず、いったん作業から離す
  2. 涼しい場所で、体を冷やす。水分と塩分をとらせる
  3. 症状に応じて救急隊を要請するか、医師の診察を受けさせる
  4. 本人に自覚症状がなくても、「大丈夫」と言っても、ためらわずに担当者に連絡し、手順に従う
  5. 判断に迷ったら、放置も先送りもせず、#7119などに相談する
  6. 容態が急変することがあるので、一人きりにしない

冷やし方は、「全身を、急速に」

救急隊が着くまで、病院に着くまでのあいだの冷やし方として、ガイドラインは次の方法を挙げています。

  • 作業着を脱がせて、水をかけて全身を急速に冷やす
  • アイスバス(氷水の風呂)に入れる
  • ミストファンを当てる
  • 濡れタオルなどを体に当て、扇風機で風を当てる
  • アイススラリー(流動性の氷状飲料)や経口補水液で、水分と塩分をとらせる

ポイントは、水で濡らして、風を当てることです。水が蒸発するときに、体の熱を奪います。現場なら、ホースの水、ペットボトルの水、バケツの水。使えるものは何でも使います。

救急救命士として付け加えると、呼びかけへの反応がおかしい人に、無理に飲ませてはいけません。むせて気道に入るおそれがあります。その場合は、飲ませるより冷やすことと、119番が先です。

重症度の目安

分類主な症状対応
Ⅰ度めまい、立ちくらみ、生あくび、筋肉のけいれん(こむら返り)、大量の汗作業から離し、冷やし、水分・塩分。一人にせず経過を見る。改善しなければ医療機関へ
Ⅱ度頭痛、吐き気・嘔吐、だるさ、力が入らない、集中力・判断力の低下医療機関へ。冷やしながら搬送
Ⅲ度・Ⅳ度呼びかけへの反応がおかしい、けいれん、まっすぐ歩けない、体に触ると熱いすぐに119番。到着まで全身を冷やし続ける

出典:厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」表2 熱中症の症状と分類をもとに作成

Ⅱ度の「集中力や判断力の低下」は、本人が気づきにくい症状です。本人が「大丈夫」と言うのは、判断力が落ちているからかもしれません。周りが決めることが大切です。

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熱中症のなりやすさには、個人差があります

ガイドラインは、はっきりこう書いています。「熱中症の発症しやすさには個人差がある」。そして、「熱中症の発症や発症後の重症化の有無及び早さは個々の作業従事者の健康状態や作業態様によって大きく異なる」。

同じ現場で、同じ作業をしていても、倒れる人と倒れない人がいます。それは、気合いや根性の差ではありません。

なりやすさを左右するものガイドライン・統計が示していること
暑さへの慣れ(暑熱順化)慣れるには7日以上かかる。暑さから4日離れると失われ始め、3〜4週間で完全に失われる。入職1週間未満の人、夏季休暇明けの人は特に危ない
年齢高齢になると、暑さや水分不足を感じる力と、体温を調節する力が落ちる。2025年の死亡者の約84%が50歳代以上
持病糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神・神経関係の疾患、広範囲の皮膚疾患、かぜ、下痢。2025年の死亡19件のうち9件で、こうした疾病や所見が明らか
その日の体調睡眠不足、前日の飲酒、朝食抜き、体調不良。発症者の多くは、当日か前日に軽い体調の変化が先に出ている
体格皮下脂肪の厚い人も、発症に影響するおそれがある

出典:厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」(令和8年3月18日)、同「2025年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」

私はよく、サウナにたとえます。同じサウナに入っても、5分ともたない人もいれば、長く入っていられる人もいます。体質の違いです。暑さへの強さも同じで、なりやすい人は、なりやすい。

だから、「みんな同じ休憩時間」「みんな同じ量の水」だけでは足りません。一律のルールを作ったうえで、人を見る。朝の声かけ、2人1組のバディ、そして「あの人は暑さに弱い」を、現場で共有しておくことです。

WBGTの基準は、作業の重さと、慣れで変わります

暑さの危険度は、気温ではなくWBGT(暑さ指数)で見ます。湿度と、日差しや照り返しの熱も含めた指標です。そして、同じWBGTでも、作業の重さと暑さへの慣れによって、危険になる線が違います。

作業の重さ(建設現場の例)慣れている人慣れていない人
中程度(釘打ち、盛土、建設車両の運転、しっくい塗り)WBGT 28℃WBGT 26℃
高い(重量物の運搬、ショベル作業、ハンマー作業、掘る、コンクリートブロックを積む)WBGT 26℃WBGT 23℃
極めて高い(激しくシャベルを使う・掘る、階段を昇る)WBGT 25℃WBGT 20℃

出典:厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」表1-1 身体作業強度及び暑熱順化の状況に応じたWBGT基準値(抜粋)

ショベル作業やブロック積みなら、慣れていない人はWBGT23℃で基準を超えます。真夏の屋外では、朝のうちに超えている日も珍しくありません。

基準を超えたときの休憩の目安(暑さに慣れた人の場合、1時間あたり)は、1℃程度超過で15分以上、2℃程度で30分以上、3℃程度で45分以上、それ以上は作業中止が望ましいとされています。慣れていない人は、さらに長い休憩が望ましいとされます。

なお、服装によってもWBGTに補正を加えます。作業服の上につなぎ服を重ねると+3℃、フード付きの服を着るとさらに+1℃です。ヘルメット、長袖、保護具。建設現場の服装は、それ自体が暑さの要因です。

法律で義務になったのは、「報告体制」と「手順」の2つです

2025年6月1日から、WBGT28度以上または気温31度以上の場所で、連続1時間以上または1日4時間を超えて行う作業について、事業者に次の2つが義務づけられました(労働安全衛生規則第612条の2)。

義務中身
①報告体制熱中症の自覚症状がある人、熱中症を疑う人を見つけた人が、報告する先と方法を決め、作業者に知らせる
②対応手順作業からの離脱、身体の冷却、医師の診察・処置など、重症化を防ぐ手順と緊急連絡先を作業場ごとに決め、作業者に知らせる

あわせて、多量の発汗を伴う作業場では、塩と飲料水を備え付けることが義務です(同第617条)。

2025年の死亡19件のうち、報告体制の整備・周知が確認できなかった事例が2件、手順の作成・周知が確認できなかった事例が3件、熱中症予防の教育が確認できなかった事例が9件ありました。一方で死亡者の数は、前年の31人から19人に減っています。厚生労働省は、義務化によって重症化を防ぐ対策が進み、死亡災害の防止が一定程度図られたと考えられる、としています。仕組みを作れば、人は守れます。

熱中症は、ひと夏を通して防ぎます

ガイドラインは、発症者の多くで「当日又は前日に、睡眠不足、食欲低下、下痢や感冒様症状、全身倦怠感などの比較的軽微な体調変化が先行し、それが暑熱ばく露と重なることで急激に重症化する」と書いています。熱中症は、その日の暑さだけでは決まりません。

水分と塩分は、のどが渇く前に、決まった間隔で

  • 作業の前と後、そして作業中は定期的に。自覚症状以上に脱水が進んでいることがある
  • 目安は、0.1〜0.2%の食塩水、またはナトリウム40〜80mg/100mlのスポーツドリンクなどを、20〜30分ごとにカップ1〜2杯
  • 尿の回数が少ない、色が濃いのは、水分が足りていないサイン
  • 高血圧で塩分を、糖尿病で糖分を制限されている人は、主治医・産業医に相談

出典:厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」第3の3(4)

睡眠不足と飲酒は、確実に危険を高めます

ガイドラインは、睡眠不足、体調不良、前日等の飲酒、朝食の未摂取が熱中症の発症に影響するとして、作業開始前に確認することを求めています。

暑い日の仕事終わりの一杯は、格別だと思います。けれども、アルコールには尿を増やす作用があり、翌朝の体は水分が足りない状態から始まります。寝不足も同じです。今日の夜の過ごし方が、明日の熱中症の入口になります。

現場では冷やす。現場が終わったら、筋肉を冷やして、内臓は温める

ここからは、消防士・救急救命士としての経験からの私の考えです。

  1. 現場では、冷たい飲み物でよい。ガイドラインも、作業前に深部体温を下げるプレクーリングとして、冷水やアイススラリーを挙げています
  2. 現場が終わったら、体の中から冷やすのはやめる。ほてりが残る体は、水風呂やシャワーで外から筋肉を冷やす
  3. そのあとは、消化にやさしい温かい食事で栄養をとる。暑いからと冷たい食べ物ばかりにすると、疲れた内臓をさらに冷やし、食欲も落ちていきます
  4. そして、眠る。

現場の毎日は、体にも内臓にも疲れをためていきます。冷やす時間と、回復させる時間を分ける。それを7月から9月まで続けることが、熱中症の対策です。

元請・発注者にも、求められていることがあります

ガイドラインは、現場で働く人を雇う事業者だけでなく、仕事を注文する側にも配慮を求めています。

  • 注文者は、夏の屋外作業が熱中症のおそれのある作業になりやすいことを踏まえ、経費や工期・納期に配慮することが望ましい
  • 注文者は、作業中に休憩や水分補給をすることを理解することが重要
  • 作業場所を管理する事業者は、発症した人の緊急連絡先や医療機関に連絡することが望ましい。そのため、作業者は緊急連絡先や既往歴を書いたカードを携行するなどの工夫が重要
  • 注文を受けた側は、休憩をとる可能性があることを、あらかじめ注文者に伝えておくことが望ましい

下請の立場からは言い出しにくいことも、国のガイドラインに書かれていると伝えれば、話がしやすくなります。

朝礼で確かめる10項目

最後に、現場で使えるように、ガイドラインの内容を10項目にまとめました。

  1. 朝礼で、睡眠不足・前日の飲酒・朝食抜き・体調の変化を声に出して確認したか
  2. 入職1週間未満の人、休み明け(4日以上)の人を把握しているか
  3. その日のWBGT値を、現場で確認したか
  4. 作業の重さに応じたWBGT基準値と休憩時間を決めているか
  5. 水・スポーツドリンク・経口補水液・塩飴が、作業場所の近くにあるか
  6. 休憩場所に、水をかけられる・風を当てられる準備があるか(冷房だけに頼らない)
  7. バディを組み、お互いの様子を定期的に見ているか
  8. 具合の悪い人を一人で休ませないことを、全員が知っているか
  9. 報告先と、119番・#7119に連絡する手順が、休憩場所に掲示されているか
  10. 作業終了後・帰宅後に悪化しうることを、帰る前に伝えたか

【現場からのひとこと】私は真夏の訓練で、2回熱中症になりかけました

消防士の現役時代、真夏の訓練で、私は2回熱中症になりかけました。防火服を着て、約20kgの装備を身につけての訓練です。

2回とも、自分で「これは危ない」と感じました。そしてすぐに、流水で頭と首から冷やし始め、そのまま全身を冷やしました。それで回復しました。

いま振り返ると、助かったのは、危ないと気づけたことと、気づいてすぐに冷やせたことの2つです。熱中症は、冷やし始めるのが早いほど、回復時間も短くなります。逆に、「少し休めば治る」と様子を見ているあいだに、体温は上がり続けます。2025年の死亡事例を読んで、胸が痛みました。休むよう声をかけた同僚の方々は、正しいと思う対応をされていました。責められる話ではありません。ただ、「休ませるだけでは冷えない」と知っていれば、もうひとつ手が打てたかもしれない。この記事は、そのために書きました。

もうひとつ、20年の経験から確信していることがあります。睡眠不足と飲酒は、確実に危険を高めます。そして、なりやすい人は、なりやすい。同じ訓練をしても、平気な人と、つらそうな人がいます。それは弱さではなく、体質の違いです。だからこそ、個人差を前提に、お互いを見る仕組みが要ります。

私の実家は3代続いた土木・建設業で、10代の頃から真夏の現場も手伝ってきました。消防の現場も、建設の現場も、暑さの中で体を張る仕事です。現場で働く人たちが、夏を無事に越えられることを願っています。

よくあるご質問

Q. 熱中症かもしれない人を、冷房の効いた車で休ませれば大丈夫ですか?
A. 休ませるだけでは足りないことがあります。2025年の建設業の死亡事例には、冷房の効いた車内で休んでいたのに改善せず亡くなった例が複数あります。作業着を脱がせて水をかける、濡れタオルと扇風機で風を当てるなど、積極的に体を冷やし、一人にせず、症状に応じて救急車を呼んでください。

Q. 本人が「大丈夫」と言っています。救急車を呼ぶべきですか?
A. 厚生労働省のガイドラインは、本人に自覚症状がない、または大丈夫との申出があっても、ためらわずに担当者に連絡し、手順に従って搬送や救急隊の要請を行うよう求めています。呼びかけへの反応がおかしい、まっすぐ歩けない、体が熱いといった症状があれば、すぐに119番です。迷ったら#7119に相談できます。

Q. 意識がはっきりしない人に、水を飲ませてもよいですか?
A. 無理に飲ませないでください。むせて気道に入るおそれがあります。自分で飲める状態であれば、経口補水液やスポーツドリンクなど塩分を含むものを飲ませます。

Q. 熱中症になりやすい人は、どんな人ですか?
A. 暑さに体が慣れていない人(入職1週間未満、休み明け)、高齢の人、糖尿病・高血圧症・心疾患などのある人、睡眠不足・前日の飲酒・朝食抜きの人です。ただし同じ条件でも、なりやすさには個人差があります。

Q. 空調服(ファン付き作業服)を着ていれば安心ですか?
A. 一定の効果はあります。ガイドラインでは、同じ体温に達するまでの時間を15分遅らせ、推定発汗量を約20%減らす実験結果が紹介されています。ただし、それだけで熱中症を防ぐことは困難とされており、休憩や水分・塩分の補給と組み合わせる必要があります。

Q. 熱中症対策の手順書は、どの現場でも必要ですか?
A. WBGT28度以上または気温31度以上の場所で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業を行う場合、報告体制の整備と、重症化を防ぐ手順の作成・周知が義務です(労働安全衛生規則第612条の2)。夏の屋外の建設現場は、ほぼ該当すると考えてよいと思います。

まとめ

  • 熱中症で亡くなる人の約4割は建設業(2021〜2025年、131人中52人)。2025年の死傷者は1,803人で過去最多
  • 2025年の建設業の死亡事例は、休ませていたのに、一人で亡くなっている。休ませることと冷やすことは別
  • 疑ったら離す・冷やす(全身を、水と風で)・一人にしない。反応がおかしければすぐ119番
  • なりやすさには個人差がある。暑熱順化、年齢、持病、睡眠・飲酒、体格。一律のルールと、人を見ることの両方
  • WBGT基準は作業の重さと慣れで変わる。ショベル作業なら、慣れていない人は23℃で超える
  • 義務は報告体制と手順の2つ。塩と飲料水の備え付けも義務
  • 熱中症はひと夏を通して防ぐ。退勤後の悪化にも注意

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この記事の根拠資料

本記事の記述は、次の資料に基づいています。数値や条項を実務でお使いになる際は、原文をご確認ください。

  • 厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」(令和8年3月18日 基発0318第1号)
  • 厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」
  • 労働安全衛生規則 第612条の2(令和7年6月1日施行)・第617条

本記事のうち、「現場では冷やす。現場が終わったら、筋肉を冷やして、内臓は温める」の項と【現場からのひとこと】は、筆者の経験と考えを述べたものです。医学的な診断・治療に代わるものではありません。持病のある方、塩分・糖分の制限がある方は、主治医にご相談ください。

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